【令和8年9月議会 一般質問】3.AIエージェントが変える長崎県の未来
ダイジェスト(約6分)
完全版(約20分)
質問の要旨
- ・AIは質問に答える道具から仕事を任せられる存在へと変わり、目標を与えれば自ら手順を考え資料やアプリを作るAIエージェントについて、県庁内での活用状況・RAG機能強化・既存業務改善手法との連携・AIエージェントの導入状況とセキュリティーの考え方を質問した。
- ・民間企業ではAIエージェント活用により業務時間を最大40%短縮した例もあるとして、県庁でも秋に予定される新環境を活用し、効果と課題を確かめる実証的な取組を進めるよう求めた。
- ・ある工業高校では情報担当教員がAIをどう教えればよいかわからない状況であったとして、教員の校務でのAI活用環境・研修実施状況、負担軽減に向けた今後の推進方針、AIエージェントを含む最新活用法の研修への位置づけと実践校指定による全県展開について質問した。
- ・長崎の子どもたちがAIを自分の道具として使いこなし、つくる側に回る子が育つような教育の姿を教育委員会教育長がどう描いているか質問した。
答弁の要旨
- ・令和7年2月の生成AI全庁展開後、月1回以上利用する職員数は当初約400名であったが、令和8年8月末時点では約4,000名(日常的にパソコンを使用する職員の約7割)に拡大した。RAG機能については、令和8年6月に一部部局で操作説明会を開催し試行利用を開始、今後全庁展開を目指す。RPAと生成AIを組み合わせた業務改善を推進する一方、ハルシネーションの課題も踏まえ業務ごとの適否を見極めながら効率化を進める方針を示した。
- ・生成AIを活用した標準化された引継ぎ資料作成の仕組みは現在動作環境のテスト段階であり、秋頃からAIエージェントの実証環境を庁内に準備し、活用可能な業務の特定や費用対効果を含めた研究を進める。セキュリティーについては国のガイドラインを踏まえ専用回線・国内サーバーを使用し、国の動きを注視しながらセキュリティー確保を最優先に活用環境を整える。
- ・県立学校では文部科学省の生成AIガイドラインを踏まえ活用を通知し授業や探究学習での活用が進んでいるが、学校・教員間で差があることも認識している。令和7年に県立学校教員用アカウントのセキュリティーを強化し校務での生成AI利用環境を整備、令和6年度に2回・令和7年度に6回の研修を実施し延べ451名が受講した。AIエージェントを含む最新の生成AI活用に関する研修を来年度の研修計画に位置づけ、成果・知見を全県に広げる取組を進める。国の生成AIパイロット事業を受託した県内3市町7校の好事例を教育の情報化推進協議会を通じて県内全域に共有する。
- ・AIを主体的に使いこなす力を身につけることは子どもたちにとって極めて重要であると認識しており、AIを恐れることなく過度に依存することなく活用できる教育を目指す方針を示した。